ボーカルクラスのどんたく初出演者
こんばんは!どんたくのあまりの日差しに熱射病で頭痛を起こしてしまいましたRINです。
今日4日は、南区大橋の演舞台にstudio MAX VOICEのボーカルコースから、2名の若者が初舞台に挑戦しました。
一人は、20歳で、最近、新社会人となり、毎日仕事にレッスンにと頑張るスズ。
もう一人は、高校二年生で、人前も舞台出演も初体験のユリナ。
二人とも、実はまだボイトレを習い始めて一年経っていません。
それでも、一人で舞台に立ち、歌う事に挑戦したいと挙手してくれました。
今年のどんたく演舞台の応募は、予想をはるかに上回る申し込みがあったらしく、あと2名の希望者は抽選に落選。
他の演舞台も探し、城南区の演舞台主演の抽選にも申し込みしましたが、4名とも落選。
南区大橋の演舞台に2名が抽選に当選したのみという、今までで初の経験をしました。
これも令和元年の第一回目のどんたくだったからなのかなとも思いましたが、競争率にびっくりしました。
スズは、極度のあがり症ですが、高音が綺麗に通る伸びのある声が武器。
ユリナは、ここ最近、表情や表現の幅が嘘の様に広がり、そのおかげで声量も出てきたのでそこが本番に出せるかドキドキでした。
ステージ本番の様子と生徒の成長にドキドキ
2人とも、凄く緊張はしていました。
実は、スタジオで二日間のリハーサルを行っていました。
毎回レッスンで顔を合わせる私は、2人の実力や良さを分かっていますが、リハでは、お客さん役の初対面の人達の前である事や、マイクやスピーカーの違いなど、いつもの2人とは程遠い結果となってしまっていました。
音程は外れ、顔は硬直、自信無さげに小さく小さく見えてしまう結果だったので、2回目のリハでは、ある作戦を立ててレッスンを行いました。
今日の本番は、結果から言うと、2人とも失敗はあっても、しっかりやれていて自分を出せていました。
また、一歩、自分の足で前に進めたと実感できるステージでした。
お客さんに「緊張」が一番に伝わったら「歌」「想い」が伝わっていかない事をきちんと理解し、「緊張」以上の「伝わるもの」をきちんとステージから発していました。
「聴いてもらう」のだけど、「仕方なく聴いてもらう」のではなく「聴かせてあげる」ぐらいのものを発することが出来る人が、表現者であり、プロだと思います。
今日の2人は、無機質な歌を歌う事はなく、その証拠にお客さんが、間奏のところでは拍手をくれていました。
上手で無機質、サラッと終わってしまうより、下手でも伝わるもの、心を動かせる人の方が、表現者としては正しいと思うのです。
2人から伝わる「一生懸命さ」「素直さ」「歌への想い」「客席への想い」が、私は嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
「自分で決めて、自分の足で前に進めた!」
私の目標は、ここだったので、2人がとても誇らしかったんです。
歌やステージが与える影響に感動
ステージ後に、生徒のご両親や親族、友人らの顔を一番に見ました。
毎年なのですが、この瞬間が一番素晴らしいのです。
お父さんは、だいたい初めて我が子の凄さを知ってびっくりし、お顔の表情が変わっています。
お母さんは、安心と喜びで目が潤んでいます。
おじいちゃんやおばあちゃんは、とにかく嬉しい気持ち、誇らしい気持ちでテンションが上がっています。
観に来てくれた友達は、自分の友達の新たな一面を知って「凄い!」っとびっくりしています。
そんな風景を、いつも良かったなと見守っています。
面倒などんたくの申し込みや説明会なども頑張れるのは、この風景が好きなことと、生徒さん達が確実に自分で前進していく姿を見る事が出来るからなんです。
今年は、出られなかった生徒さん達や、私の親友や、ダンスクラスの生徒さんも応援に来てくれていたり、人と人の温かな繋がりを感じられる事も、どんたくのステキな部分だと感じました。
ボイストレーニングの凄い部分と伸ばし方
1回目のリハーサルと、2回目のリハーサル、そして、本番へと作戦を立ててレッスンをしていきました。
1回目のボロボロさを、2回目でカチン!っと切り替える方法があります。
今回も、生徒さん達にボイトレと並行し、何度もやってもらった事があります。
そして、本番でもやってもらった事があります。
それは何か?というと、
【お客さんに自分の事を話す練習】です。
私は、歌のボイトレを教えていますが、高校に授業に行っている心理学の【表現実習】でも、歌のレッスンでも、まずは必ず、「自分の事を人に話せるか?」をチェックしています。
オーディションなんかでも、自己PRが出来る子は、歌でもダンスでも自己表現をしながらやってのけるし、人間関係でも、恋愛でも、自己PR、自己表現が出来るか出来ないかで全てが見えてくるからです。
きちんと真面目にレッスンをこなし、しっかり歌える子達が、リハーサルや本番に力を出せない時は、決まってお客さんとの間に勝手に「緊張や不安という壁」を作っているからなんです。
その壁のせいで、表現者になれずに、自分の弱さやコンプレックスを守る盾を作ってしまい「想い」「言葉」「熱」のない歌をこなすだけ、になってしまうと思うのです。
なので、何度も何度も、本人たちが開き直ってスラスラ言えて、ふざけたりする余裕があるところまで自己PRのレッスンをやりました。
作戦通り、ステージから聞こえる第一声の大きな声での挨拶やMCでした!
自分がステージの上にドッシリと立てているような、「自分のステージなんだ!」というような、そんな2人を見る事が出来ました!
歌は人生を変える!何歳になってもできる素晴らしいもの
私がボイトレを教え始めて11年目になりますが、一番言われた言葉ってなんだかわかりますか?
「ボイトレを初めて人生が変わった」
「RINさんに会って人生が変わった」
の二つのどちらかだと思います。
ダンスでは、「体調や気分」が変わったことや「毎日が楽しくなった」「出たがりになった」といわれる事が多いのですが、歌は、1人で歌い、1人で闘うからですかね?
本番を乗り越えた人は、皆、大変身します。
「呼吸」や「エネルギーの発散」も関係するとは思いますが、何より「生きがい」や「自信」に繋がるのだと感じています。
どこでも歌える、楽器もいらない、何歳まででもできるので、マラソンに似ているなと思っていますが、「想い」「言葉」を吐き出す事が、心や脳にも凄く良いのだとも感じていたりします。
私は、やっぱり「歌うこと」「踊ること」で人生は大きく変わるって言い切れるんです!
誰であっても、何歳であっても、挑戦してみたいなぁと思っています。
そんなこんなで、素敵などんたくに今年もなりました^^
あと2日でゴールデンウィークが終わってしまうのは悲しいですが。
是非、こちらも覗いて見てくださいね!
【studio MAX VOICE ボーカルコース】
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